皆様がインターネット回線・光回線を選ぶ基準は何でしょうか?
「料金が安い」「速度が速い」「サポートが充実している」など様々でしょう。
光回線サービスは多様化しており、例えば「光回線おすすめランキング40社」などというページがあったとして、読んでおおまかに理解するまで2~3時間くらいかかります。
その40社すべてのサービスを人様にお伝えできるくらいに把握するのにはマジで2~3か月くらいかかります。家電量販店の店頭販売員になれますww
近日中に光回線サービスをご契約したいとお考えの方にとっては、単なる足踏み要素でしかありません。

光回線を契約したくて、こういうサービスがあるって調べたんですけど、我が家でも使えますか?

すみません、無理っすね~

無理? 何で? せっかく調べたのに!!
こういった時間の無駄を省くべく、「そもそも、その光回線サービス、我が家でも使えるの?」という、基本的な可否・取捨選択・無駄な情報の切り捨てについて、今回お話しいたします。
お住まいの住居タイプは何でしょうか?
戸建て

戸建て住宅をご自身でご所有なさっている(※もしくは同居で親名義だけど権限は自分にあるなど)場合、選択肢は多くあります。
近くの電柱からご自宅まで光ファイバーケーブルを引き込む工事が必要となります。(※都市部などですと地下引込の可能性もありますが割愛)
戸建てタイプといわれるもので、料金は高めですが、ご利用中の携帯電話・スマホとあわせる(docomo光、auひかり、SoftBank光など)と、セット割引でお得になる可能性があります。
アパート

賃貸でアパートにお住まいの場合、基本的にはそのアパートの設備に準じたサービスを選ぶ必要があります。
マンションタイプミニなどといわれるもので、戸建てタイプよりも料金は安めです。
ですが、例えばそのアパートにNTTの設備はあるけどauの設備はないなど、選べる選択肢は限られます。
工事の必要・不要を判断するひとつの材料として、光コンセントの有無があります。
お手数ですが、ちょっとご自宅を見て回ってください。
リビングの壁にこんなやつ付いておりませんか?
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もしくは、エアコンの隙間からこんなやつ入っておりませんか?
↓↓↓

これらは光コンセントというもので、これがあるということは、前の入居者様が何かしらの光回線サービスを利用していた可能性が極めて高いです。

うちに光コンセントあったわ! やった~、工事料金かからないわ!
確かに、光コンセントがあると工事不要の可能性は高いですが、残念ながら、前の入居者様がご退去なさる際に、大家さんのご指示で光回線を親元からぶった切っていることも稀にありますので、ご注意ください。

築年数が古く、そもそもアパートに光回線の設備がない場合などは、残念ながら大家さんにご了承をいただいて料金の高い戸建てタイプを入れるか、光回線を諦めてWiMAXやSoftBank Airなどのサービスをご利用いただくことになります。

他の入居者様のご署名を集めて、NTTやau相手に「うちのアパートにも光回線のマンションタイプ入れてくれ~!」と嘆願するのは、なかなか現実的ではありませんww
マンション

分譲マンションや賃貸マンションにお住まい場合、基本的にはアパートと同じで、そのマンションの設備に準じたサービスを選ぶ必要があります。
マンションタイプといわれるもので、料金は戸建てタイプやマンションタイプミニと比べて圧倒的に安いです。

安いものには裏がある!! あやしい!!
そうお考えの方も多くいらっしゃるでしょうが、別にあやしいことではないです。
サービスを提供する側にとってみれば、「同一建物で多くの契約が見込める! おおきに、ありがたや! サービスしまっせ!」となるのは至極当然です。
もちろんマンションの設備に準じるので、サービスの選択自由度に関しては戸建てタイプよりも劣りますが、おそらく月額料金は2,000円くらい戸建てタイプよりも安いことが多いです。
ご安心して、最適なサービスをお選びください。
光回線の「回線事業者」と「プロバイダ」は違う
「回線事業者」と「プロバイダ」は違います。
これが昨今の光回線の料金体系を複雑化させて、サービス加入者様の頭を悩ませている諸悪の根源だといっても過言ではありません。
●回線事業者:インフラ整備をして、皆様のお宅まで光回線サービスが行き届かせるようにする会社。
●プロバイダ:「ISP(Internet Service Provider)の略称。サービス契約者様が快適にインターネットをご利用できるよう、門番のような役割を果たす会社。
「コラボ光」とか「光コラボ」を謳っている会社は、全部プロバイダです。
自分の会社で独自に回線を引いている訳ではないので、ご注意ください。
【回線事業者】
●フレッツ光(NTT東日本・NTT西日本の光回線)
●eo光、コミュファ光など(電力系の光回線)
●J:COM光(ケーブルテレビの光回線)
●auひかり(KDDIの光回線)
ぱっと思いつくのは上記です。
例えば、SoftBank光などは、NTT東日本・西日本の回線を間借りしているだけなので、回線事業者ではありません。
auひかりについては、なかなか難しいです。
ご近所の電柱で、こんなグレーや黒の箱を見かけたことはございませんか?
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これらは「光クロージャ」「光成端箱」などといわれるもので、光の分岐点が収納されているものです。
さすがにこれを無許可で昇って開けた状態の写真を撮影するのは通報されるのでやめましたがww
auひかりは、NTTの許可を得て、電柱の付近に設置されている光クロージャの中に分岐点を設置させてもらっているので、厳密に言うと回線事業者ではないかも知れません。
そろそろ怒られそうなのでやめておきますが、要するに、光回線の工事をするのはNTT東日本・NTT西日本、電力会社などから委託された工事業者の方であって、プロバイダが工事をする訳ではないのでご注意ください。サービスご利用開始後の故障修理も同様です。
光回線の提供エリア確認

光回線サービスは実に様々ありますが、そもそも皆様のご自宅で使えない光回線サービスの料金やキャンペーンについて調べても意味がないです。
下記の各種リンクから、光回線提供エリアのご確認をお願いいたします。
フレッツ光、SoftBank光、コラボ光・光コラボをご検討中の方
auひかりをご検討中の方
J:COM光をご検討中の方
NURO光をご検討中の方
どちらも郵便番号を入力してガイダンスに沿って進めて行くなど、1分程度で簡単に調べられます。
ご参考までに、我が家の光回線状況(希望と現実)
ここで、ご参考までに、我が家の光回線状況についてお話しいたします。
【条件】
●住居タイプ:賃貸アパート(2階建て8戸)
●地域:東北地方
●スマホのキャリア:au
●光コンセントの有無:あり
まあ、こんな感じです。
【理由】超高速インターネットが気になっているから。
【結果】提供エリア外のため断念( ;∀;)
はい、諦めて次。
【理由】auスマートバリューが使えるから。
【結果】アパートにauの設備がなく断念(*´Д`)
心折れましたww
さすがにダメダメ続きで泣きそうになってきたので、もっとちゃんと自分が住んでいるアパートについて調べてみました。
【詳細条件】
●そもそもNURO光は提供エリア外だから諦めろ。
●そこのアパートにauの設備はない。NTTだけだ。どうしてもauスマートバリューを使いたいならば大家さんに断ってauの戸建てタイプを入れろ。しかし元々の月額料金が高いから割引の意味はほぼない。素直にNTTのマンションタイプを使え。
●NTTのマンションタイプミニの設備があるんだから、光コラボならば契約できるぞ。どうだ?
●あ、そこのアパート、J:COM光も使えるぞ。どうだ?
はい、わかりました。改めて考えます。
【理由】大手プロバイダだから。
【結果】契約しました。
【工事】派遣工事なし。
【月額料金】2年自動更新型割引適用で税抜3,600円。
【速度】不満なし。
我が家はこれで落ち着きました。
めでたしめでたし。
おさらい 光回線サービスを選ぶ順序
⓵提供エリアと住居タイプを確認して、ご自宅でご契約できるサービスを絞り込む。
②絞り込んだ契約可能な数社の中で、月額料金やキャンペーンなど、ご自身にとって最も魅力的なものを選ぶ。
③お時間に余裕があれば、そのサービスを実際に使っている方の口コミなどをチェックしてみる。(※すべてを鵜呑みにしてはいけませんが)
④選んだサービスについて、最低契約年数や違約金などの詳細をご確認する。
⑤すべてにご納得いただいた上で、はじめてご契約の手続きに進む。
これが理想的だと思います。
口コミに関しましては、もちろんある程度は参考になることもありますが、光回線のみならず、すべてのサービスは、ご契約者様がそのサービスにご満足いただいて、正当な料金をご納得してお支払いいただくことが本質だと思います。
何処の誰かわからないような奴等の口コミなどではなく、最終的にはサービスの料金をお支払いいただくご自身のご興味・ご関心を最重視されたほうが、ご後悔なさらないサービスご契約になるかと思いますので、変に流されぬようご注意ください。
どこで申し込むとお得? 光回線サービス申し込みキャンペーンまとめ
「オプションサービス」ですとか「ひかり電話加入」ですとか、各社のキャンペーン適応条件を見るとなかなか複雑でした(;・∀・)
「オプションもひかり電話(固定電話)も要らないから、ネット契約のみでキャッシュバックよこせ!!(# ゚Д゚)」と言いたくなってきそうでしたww
今後、さらにお得な情報を見つけ次第、順次更新させていただく予定です。
光回線サービスの厳選方法まとめ
まさに「執筆1割・調査9割」のような記事でした。
「提供エリア外」や「契約できない」などの無駄を省いた上で調査をしたつもりですが、それでもこれだけ時間がかかるとは(*´Д`)
タイトルにも書きましたが、本当に複雑すぎますね。
皆様がご自身に合った最適なサービスをお選びいただけることを願っております。
お読みいただきありがとうございました。

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