光回線の二段階定額プランとは? メリットとデメリット

インターネット

光回線の二段階定額プランとは、従来の使い放題プランと異なり、インターネットの利用通信量に応じて料金が変動するサービスです。「ライトプラン」といわれるもので、フレッツ光ライトやSoftBank光ファミリー・ライトなどがあります。

二段階定額プランの料金は?

変動型ですし、適用されるキャンペーン等によっても異なりますが、戸建ての場合、おおよそ基本料金3,000円程度・上限料金6,000円程度のサービスが多いです。
(※使い放題は5,000円台半ば程度)

二段階定額プランのメリット

基本料金が安い

二段階定額プランの基本料金は、使い放題プランの基本料金よりも2,000円程度安いことが多いです。

あまりインターネットを使わない方や、試しに光回線を使ってみたい方などには良いプランかも知れません。

二段階定額プランのデメリット

使い過ぎると高い

「いくらダイエット食品といえども、食べ過ぎれば太るよね?」くらい当たり前なことですが、二段階定額プランも使い過ぎれば、使い放題プランよりも高くつきます。ご注意ください。

二段階定額プラン上限(6,000円程度)>使い放題プラン(5,000円台半ば)

速度が遅いことがある

同じ光ファーバーケーブルを引いているにもかかわらず、二段階定額プランは使い放題プランよりも速度が遅いことがあります。ご注意ください。

●使い放題プラン:1Gbps(1,000Mbps)
●二段階定額プラン:100Mbps 約10分の1

※実測で必ず10分の1になってしまうわけではありません。

どれくらい使えば上限料金になってしまうか? おおよその目安

フレッツ光ライト ファミリータイプ

●基本料金:2,800円(~200MB)
●上限料金:5,800円(1,200MB=1.2GB)

※プロバイダ料金別

1.2GBは、お試しにしても少ないですね。画質にもよりますが、例えばYou Tubeの1080p(フルHD画質)動画を30~40分程度しか観れないと思います。「日」ではなくて「月」でです。

SoftBank光 ファミリー・ライト

●基本料金:3,900円(~3GB)
●上限料金:5,600円(~10GB)

※2年自動更新プランの場合

いきなり単位が変わって驚きましたww

引用:https://www.softbank.jp/ybb/sbhikari/price/family-light/

これだけ容量があれば、色々できそうですね。

使い過ぎてしまったらどうするか?

残念ながら上限料金をお支払いいただくことになりますが、これが毎月となるとかなりのご負担です。例えば2~3か月程度様子見の期間を設けて、あまりにも上限が続くようでしたら二段階定額⇔使い放題のプラン変更をするものひとつの手です。

一度光ファイバーケーブルの開通工事をしていますので、ほとんどの場合、別途の工事は不要かと思われます。

※申込内容によっては最初のキャンペーン(条件:最低24か月継続利用など)が受けられない可能性もありますので、ご注意ください。

二段階定額プランはどんな方におすすめか?

あまりインターネットを使わない方

あまりインターネットを使わない方や、試しに光回線を使ってみたい方などにはおすすめです。必ずしもパソコン初心者というわけではなく、あくまでもインターネットの利用量でお考えください。

たくさん使うご予定の方や、上限料金を気にせずに使いたい方は、使い放題プランのほうが良いと思います。

ひかり電話をご利用する方

インターネットを使わずに、ひかり電話だけ使いたい方は、トータルで安くなる可能性があります。何パターンかありますので、個別にご説明いたします。

住宅用加入電話1回線

ご家庭に固定電話機が1台(子機を除く)があり、ひとつの電話番号でご利用する方がこれにあたります。

【現状】
●住宅用加入電話:約1,800円
約1,800円+通話料

【ひかり電話】
●フレッツ光ライト 基本料(下限):約2,800円
●ひかり電話基本プラン 約550円
約3,350円+通話料

この場合は、基本料金にもかなり開きがありますし、インターネットを使わないのであれば、急いで光回線をご契約する必要はないと思います。ご自身のお好きなタイミングで、じっくりご検討ください。

住宅用加入電話2回線

ご家庭に固定電話機とFAXがあり、それぞれ別の電話番号でご利用する方がこれにあたります。

【現状】
●住宅用加入電話(通話用):約1,800円
●住宅用加入電話(FAX用):約1,800円
約3,600円+通話料

【ひかり電話】
●フレッツ光ライト 基本料(下限):約2,800円
●ひかり電話基本プラン:約550円
●ダブルチャンネル(2回線分同時通話):約220円
●マイナンバー(追加番号):約110円
約3,680円+通話料

概算ですが、基本料金が同じくらいになります。通話料金はひかり電話のほうが加入電話よりも安いので、市外・県外や携帯電話への通話が多い方は、ひかり電話をご検討されても良いと思います。

事務用加入電話2回線

商店街の八百屋さんや街の整骨院さん、SOHOの事業主さんなどがこれにあたります。

【現状】
●事務用加入電話(通話用):約2,700円
●事務用加入電話(FAX用):約2,700円
約5,400円+通話料

【ひかり電話】
●フレッツ光ライト 基本料(下限):約2,800円
●ひかり電話基本プラン:約550円
●ダブルチャンネル(2回線分同時通話):約220円
●マイナンバー(追加番号):約110円
約3,680円+通話料

まず基本料金そのものが安くなるので、月々の通信料が安くなります。工事費がかかっても数か月で元が取れることが多いですので、余程の理由がない限り、ひかり電話にすることをおすすめいたします。

インターネット使い放題プランで、ひかり電話も使いたい。

ひかり電話は光回線インターネットのオプションのような位置づけで、使えるプランは多く存在します。

フレッツ 光ネクスト ギガファミリースマートタイプ(最大概ね1Gbps)

通常料金:約5,700円
ひかり電話基本料:約550円
約6,250円+プロバイダ利用料

auひかり ホーム1ギガ(最大1Gbps)

ネット利用料(プロバイダ利用料込み):約6,300円
電話利用料:約500円
約6,800円

SoftBank光 ファミリー・ギガ・スピード(最大1Gbps)

ネット利用料(プロバイダ利用料込み):約6,300円
ホワイト光電話基本料:約467円
約6,767円

こうして見ますと、基本料金は大差がないです。ナンバーディスプレイ(相手方番号表示)やボイスワープ(転送電話)などのオプションを入れないとなると、NTTが少し高いかなと感じる程度で、決定打にはならないと思います。

ご利用中のスマホのキャリアやキャンペーンなどをご考慮いただき、お好きなサービスをお選びください。

※フレッツ光クロスなど、一部のプランではひかり電話利用不可です。ご注意ください。

※上記はなるべく最低利用期間やキャンペーンを除いた料金となります。実質これよりも安い場合があります。

二段階定額プラン まとめ

使い過ぎても上限があるから安心

上限が気になり過ぎて安心して使えない

皆様はどちらのタイプでしょうか? 私は圧倒的に後者です。

上限料金に怯えながら日々インターネットを利用するのは恐怖です。うっかりスマホでYou Tube動画を再生しながら寝落ちしてしまったら、いつの間にか関連動画が自動再生されて、それだけで月額上限料金を支払うだなんて落ち込みます(;´Д`)

二段階定額プランは、「お試しでインターネットを使ってみたい」「インターネットをあまり使わない」「インターネットをまったく使わない」などの前提条件があった上で、はじめておすすめできるサービスだと思います。

「多少高くても速度と安心を求める」のであれば、使い放題プランをおすすめいたします。

いずれにせよ、ご自身が快適にインターネットをお楽しみいただけるよう、最適なサービスをお選びください。

お読みいただきありがとうございました。

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