こんにちは。
先日ある調べことをしていた際に、ふと気になったことがありました。
「アナログ回線の固定電話が使えなくなる」という詐欺のセールストークに気を付けようというものです。
NTT自身も、多くの市町村や消費生活センターなども注意喚起しておりました。
そういえば、私の実家も現在アナログ回線の固定電話のみなので、ちょっと心配になり、今回書かせていただきます。
ひかり回線にした場合、月額料金
●父親名義の持ち家
●両親2人暮らし
●パソコンは年賀状印刷に使うくらいでインターネット不要
●スマホは両親ともSoftBankユーザー
●同一県内なので、契約ごとの際にはすぐに私が帰って立ち会える
●そもそもまだ2人とも元気です
まあ、こんな状況です。
●加入電話(プッシュ回線用、1級取扱所):1,600円
●通話料:ほとんどかけない
●合計:1,600円少々
●フレッツ光ライト(下限):3,080円
●プロバイダ契約:インターネットを使わないのでしない
●ひかり電話基本プラン:550円
●通話料:ほとんどかけない
●合計:3,630円少々
おおっと、料金が倍以上膨れ上がってしまった! これはいかん!
知らずにうっかり契約してしまうと大損です。危ない危ない。
アナログ回線が使えなくなるって本当なの?
「お客様のお宅で工事が必要となります」←嘘です、不要です。
これに関しましては、NTTが公式に発表しております。
基本的な音声サービスは維持し、お客様宅内での工事は不要で電話機等はそのままご利用可能です。
引用:https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/pdf/20171017_01_01.pdf
ですよね~。じゃないと料金倍以上で、それは誰でも嫌ですもんね~。
どうして詐欺まがいの電話や営業をしてくるのか?
今後、従来の公衆交換電話網(PSTN)からIP網へ切り替わります←本当です、切り替わります。
重大な過渡期ですので、これをセールスチャンスと捉えて誤った情報を流す(※もしくは大事なことを言わない)営業が増加するのでしょう。けしからんです。
• 当社は、これまで2010年11月に「PSTNのマイグレーションについて~概括的展望~」、2015年11月には「『固定電話』の今後について」を公表し、2025年頃にPSTN※の中継・信号交換機が維持限界を迎える中、現在ご利用いただいている「固定電話」をIP網へ移行することにより維持していく考えをお示ししてきました。
引用:https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/pdf/20171017_01_01.pdf
• 固定電話網のIP網への円滑な移行を進めていく上で最も重要な点は、音声通信市場が縮小していく中、IP網へ移行後も引き続き固定電話をご利用されるお客様のために、いかにそれを維持していくかという点であると考えています。そのためには、IP網の特性を活かしながら、できる限りお客様にご負担をおかけしないよう最小限の追加コストで「固定電話」の受け皿となる電話サービスを提供していく必要があると考えます。
• こうした考えから、当社は本年4月6日に「固定電話のIP網移行後のサービス及び移行スケジュールについて」の公表を行ったところですが、4月以降の検討内容や関係団体との調整に加え、先月の総務省 情報通信審議会における二次答申を踏まえ、確定・具体化した内容についてあらためて公表します。
• 当社としましては、固定電話網のIP網への円滑な移行に向けて、お客様による手続き及びお客様宅内での工事は不要で電話機等はそのままご利用いただけること、お客様が悪質な販売勧誘による被害に巻き込まれることがないようご注意いただくことについて、お客様に広く丁寧にお伝えしていくことにより、引き続き安心して電話サービスをご利用いただけるよう努めていく考えです。
●古い設備での継続利用が困難です。
●契約者が減ってはいますが、固定電話ユーザー様も大切なお客様です。
●今後も固定電話ユーザー様が快適にご利用いただけるように、新しいインフラを整備します。
●お客様の宅内での工事は不要です。
●詐欺にはくれぐれもご注意ください。
NTTが家の外でのインフラを整備してくれるというありがたいお話で、特に固定電話ユーザー様は焦って変な契約をしなくても良いということですね。助かります。
提供を終了するサービスもある。
公衆交換電話網(PSTN)からIP網へ切り替わることによって、提供を終了するサービスもあるようです。
提供を継続するサービス
・基本的な音声サービス
・公衆電話
・110(警察)118(海上保安)119(消防)
・117(時報)
・177(天気予報)
・104(番号案内)
・115(電報)
・ナンバー・ディスプレイ
・ナンバー・リクエスト
・迷惑電話おことわり
・キャッチホン
・ボイスワープ
・ボイスワープセレクト
・フリーアクセス
・#ダイヤル
・代表
・ダイヤルイン
・硬貨収納等信号送出機能(ピンク電話) 等
普通に固定電話を利用する分には充分すぎるサービスだと思います。
提供を終了するサービス
・INSネット(ディジタル通信モード)
・ビル電話
・着信用電話
・支店代行電話
・有線放送電話接続電話
・短縮ダイヤル
・キャッチホン・ディスプレイ
・ナンバー・アナウンス
・でんわばん
・トーキー案内
・発着信専用
・ノーリンギング通信
・二重番号
・トリオホン
・なりわけ
・114(話中調べ)
・空いたらお知らせ159
・ナンバーお知らせ136
懐かしい名前が沢山出ました、とても昭和臭がしますww
おそらく、最近の若い皆様方は聞いたこともないでしょう。この中で、「ああ、なくなっちゃうんだ、残念だな」と思ったのが、INSネット(ディジタル通信モード)です。
先日、ADSLがなくなってしまって残念という旨の記事を書きましたが、INSネットはそれよりも更に前のサービスです。

これまで詐欺に注意してくださいと申し上げておりましたが、残念ながらINSネットユーザー様に営業が狙い撃ちするのは当然です(*´Д`)
何故ならば料金が高くて圧倒的に速度が遅いからです。
お手隙の際に、お手持ちのスマホキャリアのショップへ行っていただき、ご自宅の回線とスマホをセットにした割引プランをご検討いただくことをおすすめいたします。
ひかり電話にしないと家の固定電話が使えなくなる? まとめ
とりあえず、嘘で安心しました。
実家の両親も、まだそんな詐欺に遭うくらい耄碌していない年齢ですが、ひとつ不安が解消しました。
私はまだ同一県内で生活していて、いざとなったらすぐに駆け付けられる距離ですが、実家から遠く県外にお住まいになっていらっしゃる方も多いことでしょう。
久しぶりに両親に電話でもしようかな? いや、LINEでいいかww
お読みいただきありがとうございました。
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